織田信長

　高校卒業後、父の後を継いで織田連合の社長として就任。
　大胆かつ堅実な手腕で次々とライバル会社を蹴落とし、一流企業への道をひた走っている。裏では武田や上杉と共に『トキヨミ』の遺産である銅鐸の調査に余念がない。
　就任当初より自身が防衛隊実働部隊に所属していたことを明かしており、それに関しての罪はすべて背負うと公言しているため、いずれ足を引っ張られる羽目になるのではないかと周囲は心配している。

日野秀吉

　養父母である日野家とは絶縁したが、木下家に戻るつもりもないため「日野」姓で通している。
　双子の妹を失って以来、厭世の感強く、研究所に篭もってほとんど顔を見せない。
　いつ妹が帰ってきてもいいように一緒に暮らしていたアパートだけは契約を続けており、定期的に掃除や食料の買い出しにも行っている。
　現在は織田連合の保護のもと銅鐸の研究に余念がない。

石川五右衛門／服部半蔵

　裏のエージェントとして今日も元気に活躍中。織田連合は上得意。腕は確かだが仕事は情報収集や要人の警護を主としており、暗殺は請け負わないと決めている。
　各国の政府高官や要人たちのパイプ役も担っている。
　服部半蔵の組織を継ぎはしたものの未だ「後継者」を名乗ることには抵抗があるらしく、しょっちゅう半蔵と言い争いをしている。

源ヒナタ／源ヒカゲ／サスケ

　揃って織田連合傘下の研究室に勤めている。
　武田に戻る道もあるのではないかとヒナタはヒカゲに勧めたが、彼女は拒否していまに至っている。
　サスケは研究室付きのペット扱いになっており、その面倒はほとんどヒナタとヒカゲが見ている。

蜂須賀小六／滝川一益

　小六は「戦犯」扱いで自宅に軟禁中。
　五右衛門や服部半蔵を通じて外界との遣り取りは可能なため、さほど不自由は感じていないらしい。
　正当な裁判の結果として服役しろと言われるなら従うのも吝かではないと考えているが、民衆の支持が厚いため、事は彼が想像していた以上に面倒くさい局面を迎えている。
　一益は現在も織田連合に所属。主に小六の身辺警護を勤めている。

丹羽万千代／前田犬千代／池田勝三郎

　防衛隊が解散した後は各々の道を邁進中。
　万千代は福祉関係の資格を取得すべく勉強中。
　犬千代は幼馴染の少女と共に道場を開いて子供たちに武術を教えている。
　勝三郎は仮想現実空間での遣り取りに興味を抱いており、最近では矢崎にプログラミングの教えを請うているらしい。

松下加江／松平竹千代

　加江は通信制大学で経済学と経営学について勉強中。いずれは父の後を継ぐつもり。
　竹千代は小学生生活を満喫中。
　ふたりの仲には進展も後退も見られないが、竹千代は相変わらず加江一筋であるため、お年頃であるはずの加江は男友達のひとりも作れずに少々困っているようだと周囲は語る。

竹中重治／斉藤龍興

　竹中教授は、病気の完治後は織田連合つきの研究者として会社のセキュリティを一手に担っている。仮想現実空間の存在の「視覚化」に成功したとも噂されているが真偽は不明。
　彼の発表する理論が世界中の注目を集めているが、最近は斉藤龍興の治療とからかいに専念しているらしい。
　マナ病の治療に貢献した兄の竹中重行博士は世界中を忙しく飛び回っている。

明智光秀／斉藤帰蝶

　明智光秀は順当に大学に進学。剣道部の一員として大会に出るほどの腕前を持つ。最近、射撃にも興味を持ち始めたらしい。相変わらず従姉妹どのに片思いしているのかは不明。
　斉藤帰蝶は斉藤家の長女として茶道・華道などに勤しむ傍ら、小説の翻訳にも取り組んでいる。彼女の翻訳文はなかなかの名文であると注目を集めている。

天回／心眼／宙象／幻夜／ザコズ

　都内某所にて政府監視下のもと生活を営んでいる。
　調査の結果、彼らもまた生粋の地球人であることが判明したため第三の目の摘出手術を受けた。適応期間が長かったためか記憶の一部を失っている。しかし、一様に穏やかで暢気な気質となったので、ある意味では幸せなのかもしれない。
　ザコズは各々庭師の資格を取ったりヘルパーとして活動したり、悠々自適に生活中。