天空の城


 

 さわさわとやわらかな風が頬を撫でる。あたたかな日の光とぬくもりにいま少しのまどろみを願いたくなるような。遠くで鳥が鳴いている。鳥―――ああ、そうだ。家から離してやった鳩たちは無事だろうか、誰かに餌をもらえているだろうか………そんなことを思いながら刹那はゆっくりと目を開ける。そして。
 すぐ間近に、見慣れた青年の顔があって驚いた。
 しかし、息を呑んだのはほんの瞬間で、零れ出る相手の穏やかな息にほっとする。刹那の目覚めに引きずられたか、青年がゆっくりと瞼を開く。澄み切った翡翠の瞳が震え、彷徨い、正面を見て同じように僅かな動揺を乗せた。だが、それすらもすぐに消えて優しい笑みが頬を彩る。
「刹那………無事、だったんだな………」
「お互いに、な。ロックオン」
 くすりと笑いあえたのはその時まで。
 次の瞬間には同時に我に返り、がばりと身を起こす。
「船の皆………それに此処って!!」
「っ!」
「あっ、わ、悪い!」
 自分とロックオンでは背丈に随分とズレがある。凧に乗っている時はよかったが、立ち上がると途端にバランスが崩れてしまう。腰に絡んだ命綱を解こうにも疲労ゆえか緊張ゆえか、なかなか指が言うことを聞かず。
 いい加減埒があかないと思ったか、突然、ロックオンが刹那の腰を掴んで抱き上げた。この体勢には大いに文句を言いたかったが、咄嗟のこと過ぎて抗議もできない。ましてや、自分たちが倒れこんでいたらしい花畑の切れ目まで彼が走り、覗き込んだ先の光景を認めてしまえば―――。
 雲が切れる。
 幾つにも折り重なるように作られた豪奢な建物、縦横無尽に交錯する回廊、一面を覆う緑の蔦、それらすべてを過ぎた背景に広がる果てない空と海。
「………」
 どちらも言葉が出なかった。
 ロックオンの手から力が抜けて抱えあげられていた刹那の足が地に着く。瞬き。何度繰り返しても目の前の光景が変わることはない。
 信じられない。信じられなかった、が。
 今一度、同意を求めるように相手の顔を見て。
 隣人もまったく同じものを目にしたと気付くや否や、胸の中に堪えようのないものが去来した。
 ああ、そうだ。
 此処は。
 此処こそが、自分たちの目指していた―――!
「やった―――っっ!!」
「刹那あ!!」
 がばりと抱き合い、大声で笑い、叫び、バシバシと身体を叩き合う。痛い。かなり痛い、でも嬉しくて、浮き立って、命綱もそのままにステップを踏めば崖から落ちそうになって慌てて揃って一回転。足がもつれて倒れこみ、これまた無事だった凧の傍までゴロゴロと転がって堪えきれずに笑いあう。
 こんなに大声で笑ったのは久しぶりだった。
 互いに荒く息を吐き、落ち着きを取り戻す。
 すると、途端に他の懸念が脳裏を掠めた。自分たちは無事だったが、他の皆はどうなったのだろうという当然の疑問。刹那が最後に見たのは大破するプトレマイオス号という実に不吉なものだった。ロックオンも同じ光景を目にしていたはずである。
「皆、無事ならいいんだが………」
「あいつらならきっと大丈夫さ。オレたちみたく、風に乗って此処に来てると思う」
 ロックオンの言葉はたぶんに希望的観測に過ぎなかったが、暗い未来ばかり予想しても始まらない。ポシェットにしまい込んでいたナイフを使って命綱を切る。

 ガシャン………

 何処か田園を思わせる風景には場違いな機械音が響いた。振り向いて、息を呑む。
 ―――ロボット兵。
 あの、塔で見かけた。
 砲弾にやられて炎に巻かれたものと全く同じ姿が目の前にある。違う点と言えば、こちらのロボット兵はきちんと両手が揃っており、全身に緑の蔦と苔を纏わせていることだろうか。パカパカと鈍く動く耳に鳥が何羽か纏わりついている。
 放置されたままの凧に近付いていくので、ひょっとして壊されてしまうのかと刹那は焦った。移動手段を断たれては困る。駆け出そうとしたところを青年に止められた。
「ロックオン?」
「………問題ない。たぶんな」
 根拠のないセリフに渋面を作るが、彼の言い分を信じてロボット兵の動きを見守る。
 ふたりの会話に気付いていたのか、チカチカと目を点滅させた『彼』は静かに凧を持ち上げた。『彼』の耳に留まっていた鳥たちが喜んで地面に潜る。どうやら凧の下に鳥達の巣があったらしい。
 ロボット兵が凧を脇へ退けるのもそこそこに地面を覗き込む。綺麗に織り込まれた木の枝の巣の中で小鳥がピィピィと鳴いていた。―――目覚めた時にやたら鳥の声が響いたのは、これだったのか。
「卵が割れてなくてよかったな」
「………ああ」
 だからといってロボット兵が凧を壊さないでいてくれる保証もなかったのだが、なんてことは無粋すぎるので口にはしなかった。
 鳥達には人間を恐れる様子が全くない。長い間、此処に『ニンゲン』がいなかった証だ。この都に生きているのはいまや鳥と動物と、戦いを忘れたロボット兵だけなのかもしれない。作り手たる『ニンゲン』を省いて初めて成り立つ穏やかな世界。
 ロボット兵は、いっそ球形をした身体を活かして転がった方が余程速いと思えるほどの速度でゆるゆると花畑の切れ目―――階段があるようだ―――へと向かう。階段を下りる前、身体ごと振り向いて目を瞬かせた。ピロピロと可愛らしい音を奏でられてもちょっと読解に困るのだが。
「一緒に来い、と言っているようだな」
「みたいだな」
 なんとはなしに意志が通じるのはロボット兵の愛らしい外見ゆえかもしれない。
 階段をくだり、ちょっとでも踏み外したらまっ逆さまに海に落下してしまいそうな細い石の回廊を伝う。ところどころ崩れかけ、緑の蔦が巻きついた石畳や柱の数々には繊細で華麗な飾りが施してある。
 ふたりが居た場所は此処―――『ガンダム』でも隅に位置していたらしい。視線を上げると、島の中心に大きな城と、城の天蓋を埋め尽くす緑が見えた。あれが一本の木なのだとしたら大層な巨木である。
 雨水が溜まり、其処彼処が湖のように空を反射している。中には時が止まったような外見で泳いでいる魚の群れと、古び、朽ちてゆくだけの建物の数々が見えた。いまふたりが歩いているのは都市の最上部のようだ。他の階層は長い年月と共に雨水に沈み、魚以外は住めない場所となった。
 ロボット兵の後を追いながら青年が空を見上げる。
「なあ、刹那。やっぱりおかしいよな、この天気」
「天気?」
「直前まで悪天候だったじゃねえか。龍の巣、だったか。実際、『ガンダム』はあの中にいたからこそ長い間発見されずに済んでたようなもんだってのに、こんな果てまで見渡せるような空じゃ………」
 彼の言いたいことが分かって刹那も眉間に皺を寄せた。
 確かに、最初からこの天候だったなら自分たちは突入の際にあんなに苦労せず、追っ手を気にすることもなく順調に到着できていたに違いない。
 町並みは背後に消え去り、鬱蒼と生い茂る木々と草花が辺りを席巻する。透明で豪奢なステンドグラスはひび割れ、石の彫像が崩れ落ち、人々の姿は影も形もない。
「―――立派な街だったんだ。科学もずっと進んでいたろうに、何故………」
 どの国よりもすぐれた科学力を持ちながら、なぜ滅んでしまったのか。
 刹那の素朴な疑問に青年が応えることもなく、黙々とロボット兵の後を追った。
 歩き続けている内にロボット兵の目的地が分かってきた。中心の城、より具体的には巨木のもとへ向かっている。遠目に見ても大きいと思っていたが、近付くとより一層その壮大さが理解できて自然と感嘆の声が洩れた。
 森を抜けて広い空き地に出る。
 樹齢何百年と思しき巨木が天いっぱいに腕を広げ、空を支えていた。枝と枝を繋ぐ巨大な蜘蛛の巣のような光が四方八方に伸びていて、幹なんて、何十人のおとなが手を繋げば取り囲めるのかと思うほどの太さだ。初めてだ。こんなにも、ただ、佇むだけの存在に感銘を受けるだなんて。
 真っ直ぐに木を見詰める青年の瞳が切なく細められる。
 賞賛など必要ない。これほどの存在を前にしては通り一辺倒の言葉など無意味だ。静かに近付き、感嘆の眼差しを向ける。直向な態度こそが何百年も生きてきたモノに相応しい。
 木の根元辺りでロボット兵が待っていた。
 根と草花の合間に埋もれた黒光りする石盤に刻まれた文字は苔むして読むことはできない。もし創られた当時のまま現存していたとしても刹那には読めないが、先人の想いを明確に理解できないことを惜しく感じた。
 石盤の前に、ピンク色をした小さな花が幾本か供えられている。
「この花はお前が―――っ?」
 問いを発したロックオンが口を噤む。
 刹那もまた、驚きに息を呑んだ。先程のロボット兵ではない。動かない。身体が完全に苔で覆われている。足元まで草に埋め尽くされて、関節の隙間から植物が芽を覗かせ、花を咲かせて。
 これ、いや、『彼』は。
「………ずっと前に、壊れたのか―――」
 きっと園丁ロボットだったのだ。
 よくよく見れば木の根元には多くのロボット兵が同じように眠っている。この場所は『彼ら』の墓に等しい場所なのかもしれない。『彼ら』は命を与えた主がいなくなってからも一途に此処を守り続け、やがて動かなくなり、他の仲間によって横たえられ、土に覆われた。不可思議な金属で作られた身体がニンゲンと同じように地に還るのかは分からないが、せめて安らかなれと。

 ガシャン………ガシャン………

 鈍い機械音を奏でながら先程のロボット兵が今度こそ姿を現す。『彼』の手には供えられているのと同じ花が二本握られていた。長い腕でそっと差し出されたそれをふたりで受け取る。
 ロックオンが泣きそうに顔を歪ませた。
「墓に備える花を摘んできてくれたのか………ありがとな」
 小さな花を、動きの鈍った手で摘むのは容易ではなかったろうに。未だ瑞々しさを失わない花に一旦視線を落としてから、刹那は問い掛けた。
「お前は―――ひとりなのか? もう、此処に他のロボットはいないのか?」
 寂しいだろうに。
 と、言外に。
 ロボットに感情なんてない、気遣うことはない、多くのひとはそう言うに違いない。けれども、鳥の巣を守るために凧を退かし、墓に備える花を用意してくれる『モノ』に感情がないなどと、そう考えることこそ理に適っていないように思えた。
 チカチカとロボット兵が目を瞬かせる。チッ、チッ、と鳥が寄り添い、木から下りてきたリスが身軽に『彼』の身体をよじ登る。動きの鈍くなった耳をギチギチと揺らしながら。

 ピーン………ピロリロロン

 軽快な音を奏でで、彼は歩み去る。
 ―――余計な心配だったようだ。『彼』にはトモダチが大勢いる。鳥の巣も見回らなければならないし、墓のお参りや庭園の手入れなど、するべきこともたくさんあるのだ。
 大丈夫だ。
 地上で出会ったロボット兵のような―――不幸にはならない。
 刹那の視線に気付いた青年が振り向いて、照れ臭そうな笑みを浮かべた。
「………献花したら、皆を捜しに行こう」
「ああ」
 了解した、と頷いて、刹那は花を祈りと共に石盤へ捧げた。




 遠くから響く轟音。
 空に浮いている島に地震などあるはずもなく、人為的なものによるのだと容易に推察できた。
 墓参りを終えたのち、刹那とロックオンは下層へ移動しつつあった。そこへ聞こえてきた地響き。何があったのかと用心しつつも音源へ足を向け、城内を覗き込んだふたりは揃って眉を顰めた。
 軍隊である。
 離れた場所にジンクスも見える。やはり、連中も辿り着いていたのだ。
 彼らは大声を上げながら城内に押し入り、扉を破り、地下通路を爆薬であけて、金銀財宝を次から次へと運び出している。壁から布を剥がし、柱の装飾品を奪い取り、黄金の椅子を台座ごと運び去る。故人や、ひとつの文明に対する畏敬の念など微塵も感じられない。
「ひどい状況だ―――………」
「………ますます皆が心配だな。海賊への刑は縛り首だ」
 捕まってるなら助け出さないと、と、当面の問題を先に告げるロックオンの眉間にも深い皺が刻まれていた。
 ジンクス艦内に囚われているかもしれないと案じていたが、幸か不幸か、大破したプトレマイオスがジンクスの傍らに横付けされていた。スメラギを始めとした海賊一同も船の外で後ろ手に縛られて並んでいる。見張りはついていたが、そいつらも宝を漁りに行きたいのか浮ついているのがよく感じ取れる。
 改めて城内の様子を窺ったロックオンが首を傾げた。
「どうした?」
「ゲイリーの姿が見当たらないんだ。野郎が目先の財宝に興味を持つとも思えないが………」
 赤毛の男の動向は刹那も気になった。だが、いまはどうしようもない。
 長い年月の間に、蔓草が切り立った城壁を端から端まで取り巻き、大きな木の根がすべてを包み込むように幾重にも巻き付いたようだ。墓守の木の根。何百年もの時をかけて植物は空中都市のすべてを侵食した。
 上手いこと蔦や枝を伝いおりながら青年が呟く。
「あいつらが、上の庭に行ったらどうなるかなんて考えたくもないな………」
 あの、安らかな空間。
 戦う機能をなくしたロボットが庭園を見回り、小鳥や動物たちが巣作りをし、穏やかな時間が流れている特別な場所。
 だが、どんな光景も侵略者にとっては搾取の対象としか映らない。木々を焼き払い、鳥や小動物を追い払い、埋葬品の数々を奪い取る。水中に没した芸術作品ですら奴らは貪欲に求めるに違いない。確かに刹那もロックオンも仮初に「海賊」に身をやつしているし、スメラギたちも問われれば「海賊がお宝を欲しがって何が悪いの」と開き直るだろう。
 それでも―――ヒトとして最低限の礼儀は持ち合わせている。
「石を取り戻そう」
 確たる声で刹那は告げた。
「ここを連中から守るにはそれしかない。雲が晴れたのは、おそらく―――城が眠りから覚めたことを意味している。でなければ、連中とてここには上陸できなかったはずだ」
「封印が解けたってのか?」
「そうだ。嵐に乗って太陽石を持つ者を迎え入れるために」
 封印を解いたのはロックオンだ。
 だが、いま、石を持っているのはゲイリーだ。奴が王になれば略奪などよりもっとひどいことになる。石を取り返さなければならない。取り返した後、どうするかはまた考えなければないとしても。
「………あの言葉か」
「ロックオン?」
 刹那が振り向く。
 相手は少年の視線に気付かぬまま、俯いて。
「あの言葉さえ使えば―――きっと………」
「………!」
 彼の言葉に、察しがついた。
『あの言葉』を使えば反撃も可能かもしれない。奴らが「お呪い」の言葉を知らぬ以上、例え諸刃の剣であったとしても、本当に、もう、それしかないのであれば―――。
 敢えて何も問わず、何も応えず、刹那は無言で歩き続けた。
 スメラギ達が捕まっているのは島の縁の部分だ。僅かな振動で真下に転落してしまいそうな危うさだが、よくよく見ると、彼らの座らされている場所の下にはむかしの排水溝があるようだ。壁に四角い穴があいている。続いて周囲をたどると、ちょっと離れた場所から飛び移れそうに見えた。監視の目を潜って皆を助けるためにはそのルートを使うより他はない。
「オレが先に行く」
「オレのが手足のリーチが長いぜ?」
「………オレの方が軽い」
 着地した時に足場が崩れたら嫌だと暗に示せば不満そうな視線を返された。が、反論されなかったので理解を得られたのだと勝手に解釈しておく。
 細く狭い通路で目標までの距離を定める。届かなくてもダメ、跳びすぎてもいけない。走り幅跳びの要領だ。失敗すればその瞬間に自らの死が確定する。成功することだけを意識して身体の緊張をとき、深呼吸を繰り返し。
 ロックオンが邪魔にならぬよう通路にピタリと身を寄せた。
「―――!」
 勢いをつけ、思い切り、跳ぶ。伸ばした指先が排水溝の端にかかる。

 ガコッ………

 体重を支えるはずだった足場が外れ、辛うじて片腕が四角い穴の縁に引っ掛かった。
「くっ!」
 慌てて左手も使い、上体を支えるべく足を寄せる。だが、予想外に排水溝が老朽化していたのか、ちょっと蹴りつけただけでボロボロと海へ落下していった。
 どうにか、どうにかして、よじ登らなければ………!
「―――ここか」
 聞き覚えのある声に本気で刹那は状況を呪いたくなった。排水溝と格闘している現状では振り向けないが、あれは確かに奴の、ゲイリーの声だ。姿が見えないと思ったらこんな所に来ていたとはなんて間の悪い。ロックオンは上手く隠れたか、いや、隠れようにもあそこは吹き曝しの通路だ。凹凸のない壁面の何処に姿を隠せというのか。

 ギ………ギ、ギ………!

 鈍い音を立ててまたひとつ、足場が外れて地に落ちた。
 振り返る。ゲイリーと目が合う。部下が刹那の存在に気付き、銃を抜く。途端、弾かれたようにロックオンが飛び出した。
「刹那、逃げろ!!」
「うわっ!!?」
 敵のひとりに体当たりをかまし、反対方向に逃げ去ろうとした彼の動きを赤毛の男が妨げる。
「おやおや、お姫様ではないですか。何処へ行くおつもりで?」
「くそっ、離せ!」
「ロックオン!!」
 叫んだ瞬間、頬に熱を感じ、その勢いで排水溝内に転がり込む。流れた血の熱さに銃弾が掠めたことを悟った。
「―――ロックオン!」
 ひっきりなしに銃を撃たれて様子を確認することさえ侭ならない。視界の隅でかろうじて、ロックオンが後ろ手に縛られ、ゲイリーたちと共に壁の中に吸い込まれていくのが見えた。
「海賊の生き残りだ! 足元にいるぞ!!」
 男の叫びに上が騒がしくなる。
 拳を、壁に。
 あらん限りの力で叩きつけると刹那は排水溝の奥へ向かって走り出した。
 悔しい、悔しい、悔しい、―――悔しい。
 助けられた。庇われた。守れなかった。あの時と同じく、引き離された。
 でも、必ず。
(助けに行く―――!)
 臍をかむ少年の後方で声が響く。
「手投げ弾を持って来い!!」
 排水溝は薄暗く何度も折れ曲がり行き先さえも定かではない。それでもただ、ひたすらに。
 走り続ける。

 

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ここら辺、場面転換が早いので誰の視点で書くか結構迷います;

 

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