「戦え! ボクらのコロクンガー!!」

43.long good-bye(1)

 


 体中が粒子に分解され更には再構築される奇妙な感覚。

 のち、何かに激突した衝撃。聴覚を取り戻す前段階の激突はやたら遠く感じられた。おそらくこの段階

ではまだ身体の再構築が行われる前だったのだろう。棚から牡丹餅、もしも肉体を取り戻した後でこん

な衝撃に襲われたなら骨折どころでは済まなかったかもしれない。

 視覚、聴覚、触覚、蘇る五感と共に周囲の状況を確認する。

 傍らに転がっている銀色の機体はコロクンガー、向こうで突っ伏しているのが秀吉、そして、コロクンガ

ーの上でがなりたてているのが。

「〜〜〜っっ!! あんのアホ! 送り込むならもちっと丁寧に扱いやがれっ! カンペキ壁ぶち抜きコ

ースじゃねぇかコノヤロー!!」

 ………我らが隊長様である。

 ホント元気な殿様だねぇ、と上下逆さまに壁に突っ込んだままの体勢で五右衛門はやれやれとため息

をついた。

 よっこいせ、と立ち上がる隣で秀吉もまた立ち上がる。包帯の巻かれた頭を抱えている辺り、またぞろ

頭蓋骨を強打したのかと案じないでもないが、そんなヤワな奴でもないだろう。

 案の定、すぐにしかめっ面を元に戻して片手をコロクンガーの胴体に当てる。

「―――急ぎましょう。オレが居た頃のままなら、基地の中枢はこっちです」

「おおし! やってやろーじゃねぇか!!」

 信長の声に呼応したかのようにコロクンガーの瞳が赤く明滅する。

 ヴィィィィ………と鈍い起動音と共に上体を起こせば突っかかった壁が大破する。もとより『彼』の図体

はこんなせまっくるしい通路に収まりきれるサイズではないのだ。こうなったら力任せに道を切り開きな

がら突き進むしかあるまい。

 遠くからガシャガシャと聞こえる耳障りな金属音は宇宙人連中の手駒か。

 片手に握り締めたくないを構えて不適に笑う。

「たーいちょう! なんか来たみたいだぜぇ? どーするよ」

「決まってんだろ」

 ふん、と鼻先で笑って。

 抜き放った日本刀を高々と掲げた。




「前進、あるのみ! 敵は本能寺にあり!!」




 ここは本能寺じゃありません! なんて秀吉の突っ込みも素知らぬ顔でコロクンガーが特攻を始める。

 またしてもため息をつきながらも五右衛門は笑みを絶やさなかった。

 さあ、―――いよいよ。

 戦闘開始、だ。








「っ………てて………」

 突然襲った衝撃に誰もがもつれ、倒れ込み、一瞬の昏倒を余儀なくされた。

 暗く狭い室内で転倒した面々の中、逸早く我を取り戻したのは日吉だった。ガバリと上体を起こすや否

や周囲を素早く目を配る。天回も心眼も宙象も頭や肩を押さえて座り込んでいる。ザコズは隅に転がっ

ているし、自分の組み伏せた幻夜はもとより茫然自失の体だ。

 彼女の様子にだけ若干、胸の痛みを感じたものの。

『緊急警報! 緊急警報! 侵入者発見、侵入者発見………!!』

 突如として鳴り響いた警報に自然と足が動いた。「待て!」との制止は当然の如く振り切って半開きの

扉に手をかける。

 重たいそれを力任せにこじ開けた。

 直後、流れ込む戦いの音と感じる潮の香り。何処かに空いた風穴がこの塩気を運んできているのだ。

 向かうは騒動の中心、聴覚が、いや、血の流れが教えてくれる方向。理屈ではなく感じている。皆が来

ている、此処に来ている!

「殿! 秀吉! ごえもーん!!」

 叫びながら走り出す。出会い頭の鉄くず兵は蹴り一発で弾き飛ばした。先刻、凶器となさしめたペンダ

ントは首にかけ直し、代わりに叩き折った敵の足―――鉄の棒を武器とする。かなり重い。体力的に無

理があると即座に判じると鉄の棒を突進してきた敵に投げつけて、今度は崩れた鉄塊の比較的軽い棒

を取り上げた。これなら、行ける。

 襲い来る敵を払い除けながら前へ進む。

 進みながら考えるのはブラック・ボックスの所在地だ。確か、自分を迎えに来た段階では誰も手にして

いなかった。ましてや牢獄をといて何処かへ連れ出そうとしたのだ、他の場所に保管してあることに間違

いないだろう。

 ブラック・ボックスに素手で触れるのはこの基地の中で自分ひとりだったはず。運び手を介して例の黒

い岩石がある部屋に戻すつもりだったなら―――そう遠くに仕舞ってはいまい。

 更にもうひとつの角を折れた瞬間。

「うわっ………!!」

 眼前に敵兵の刀が迫っていた。反射的に目を閉じる。

 直後。




「サル!! 伏せろ―――っっ!!」




 轟音と共に目の前の敵、含む壁、が全部吹き飛んだ。

 耳をつんざく海風と外界の空気の冷たさに目を見開く。僅かな隙間から差し込む陽光に銀色の機体を

輝かせ、足元に鉄くず兵を踏みしめて、頭上に見慣れた懐かしい姿を乗せて。

 刀を肩に担ぎ上げた人物が不敵に笑う。

「無事みてぇだな。サル!」

「―――殿っっ!!」

 ぱぁっと日吉の顔が輝いた。

 堪えきれずにコロクンガーに駆け寄って足元からよじ登る。滑りそうなところで片手を掴み、引っ張り上

げてくれたのは。

「何処も怪我してねぇか?」

「五右衛門!」

 握られた右手を強く握り返す。幼い子供のように握手した手を激しく上下に揺り動かして、溢れんばか

りの喜びを日吉は伝える。

「うん! うん―――怪我なんかしてないよっ」

「そいつぁ良かった」

 五右衛門が笑いながら日吉をコロクンガーの背へと押し上げる。

 次いで、目が合った人物に何とはなしに息を呑む。会いたくて、会えなくて、裏切られたけれど裏切られ

てなかった誰よりも近しい存在が。

 緊張気味の相手を慮るように彼女は笑った。

「おかえり」

「―――ただいま」

 立場的にはセリフが逆だろう、と思いながらも。

 帰還の言葉を口にした秀吉の表情が僅かに緩むのを見て取って深い安堵を覚えた。額に巻かれたま

まの包帯がひどく気になったけれど、彼が『第三の眼』を所持していたことも思い出し、某かの手を打った

のだろうと予想しておく。

 ほんの一瞬だけ、肩を抱き合ってから日吉はコロクンガーの肩まで這い上がる。

「あの………オレがこの位置でいいんでしょうか?」

「ああ? 別に何処だっていいだろーが。突っ込むことに変わりはねぇ!!」

 近付く敵を悉く刀で斬り捨てた信長は暢気ともいえる口調でそう言い放った。

 振り向いた彼の赤い瞳にどうしようもなく涙がこみ上げそうになるのを堪えながら、僅かに唇を噛み締

めて声を絞り出す。

「―――ご迷惑、おかけしましたっ」

「は? 今度こそぶっ飛ばすぞ、このサル!!」

 力任せに頭を殴られた。

「てめぇはオレの部下だろーが! 部下になった以上は最後まで面倒みんのが隊長の役目なんだよ!

 迷惑もくそもあるかっっ!!」

 次にそのセリフ言ったら容赦なくたたっ斬る! との言葉まで添えられて。

 本当にこの人は無茶苦茶だなぁと痛みに泣きながら笑いたくなった。

 日吉を回収し終えたコロクンガーの目が赤く光り、方角を転じる。おそらく、いま現在コロクンガーのメ

インコントロールを担っているのは秀吉だ。何故って、彼が一番この基地の構造に詳しい。

「あっ………そういえば、犬千代さんは? ヒナタとかヒカゲとかっっ」

「連中は後方支援だ。見えるか? 戦闘機だの戦艦だのに分乗してる。本拠地に乗り込んでんのはオレ

らだけだ。気ぃ抜くなよ!」

 問い掛けに軽く背後を示した信長はクルリと前方真正面を見据える。

 質問者たる日吉が懸命に背を伸ばして外界の様子を窺おうとしているのを敢えて無視して。

「サル二号! 道は分かるか!!」

「このまま真っ直ぐ!!」

「よぉっし!!」

「え、ちょ、待っ―――」

 実兄と上役の勢い良いやり取りに流されそうになったものの。

 真っ直ぐって、真っ直ぐって。

 ―――壁しかないんですが。

「えええええちょっとぉぉぉぉ!!!?」

「しっかり捕まってろよ、日吉!!」

 やや後方に控えた五右衛門が懐から札のようなものを取り出してコロクンガーの背にペタリと貼る。描

かれた文様はいつか何処かで見たよーな思い出したくないよーな。

 それ即ち、竹中教授直筆の『言霊』起爆用札と日吉が知る由もないままに。

「突き進め!!」

 信長が刀を掲げる。

「突き進め!!」

 秀吉が叫んだ瞬間に札が輝く。

「突き進め!!」

 楽しんでるとしか思えない五右衛門の声が響き。

「もしもし三人ともぉぉ――――――っっ!!?」

 日吉の悲鳴が重なって。




 ―――コロクンガーの周囲が淡い緑色の光に包まれた。




 急発進した衝撃と重力が全身を覆って悲鳴を上げる。傍らの信長が手を掴んでくれてなかったら、後ろ

の秀吉と五右衛門が背中を支えていてくれなかったら、情けなくも吹っ飛んでいたかもしれない。それほ

どのスピードで。

 三人分の『言霊』を受けた白銀の機体は壁も敵兵も勢いだけでぶち壊していく。視界の隅を掠める壁

の破片、鉄くずの山、所々から聞こえる悲鳴のような警報のような音。

 さすが無謀さだけなら他の誰にも負けない実働部隊。

 いや、そんなことで感心しても困るンだけど。

「あん? なんだこりゃ」

 途中で侵入した部屋に転がっていた物体に信長が眉を顰める。

 聊か速度を緩めて見渡してみれば、室内にあったのは水槽に安置された数多の赤い玉と、それに繋

がれたチューブと、天井まで連結された謎のコード群と。

「奴らの『スペア』置き場ですよ。ついでです、壊して行きましょう!」

 秀吉が返すや否や、コロクンガーの強烈な回し蹴りとアッパーが周囲の機械を薙ぎ払う。

 余波で降りかかる機材のくずを器用にもくないで払い除けながら五右衛門が笑った。

「これで奴らに予備はない。ってぇことは、いまの連中は全員『本体』で動いてるってことか」

 先刻の自らの考えを裏打ちされて日吉はやや複雑な心境に陥る。

 脳裏を過ぎるのは先刻この手で人質にとったばかりの幻夜のことだ。ならば彼女は、『本体』であるこ

とを知る仲間の手によって―――本当に捨てられたのかと。裏切られたのかと。

 至上と仰ぐ主を救うことが全てに優先されるとてあまりにも哀れではないだろうか。

「もうすぐです! 急ぎましょう!!」

 部屋を粗方破壊したところで秀吉が促す。

 信長が下した号令のもと、踵を返したコロクンガーは再び暴走に近い爆走を始める。いい加減『言霊』

乱発しすぎなんじゃなかろうか。

 が、突撃を続けていたコロクンガーの足が急に止まる。

「なんだっ!?」

 つんのめりそうになった信長が舌打ちと共に辺りを見渡す。特に前方に障害物がある訳ではない。

 ただ、ひとつ。

 床に怪しげな陣形が描かれていることを除いては。

 それは先刻、五右衛門がコロクンガーの背に貼り付けた札の文様と酷似していた。廊下の影から抜け

出てきた影が低く笑う。




「貴様らの好きにはさせんよ………」

『ひ、ひひ………!』




 右手から宙象が、左手から心眼が顔を覗かせてカタカタと笑う。全く、これが本体だろうにかつて戦った

『ニセモノ』以上に不気味で気色悪い。彼らの背後の青褪めた幻夜の姿にまたぞろ胸が痛んだが半端な

同情なら抱かぬ方がマシだろう。

 コロクンガーはじりじりと前に進もうとしているがこのままでは埒が明かない。早くコトを片付けたいの

はどちらも一緒だ。

 すとん、と音がして。

 秀吉が床に降り立った。

 使い慣れた刀を抜き放ち、額の包帯を軽く締め直して。

「先に行ってて下さい、隊長。オレは以前このあほにやられたんでね。借りは返さなくちゃならない」

「ひでよ―――」

「だったら」

 日吉が声を放つより先に、いまひとりが地面に歩を降ろして。

「オレも残らせてもらおうか。あのグルグル包帯男は見てるだけでムカつく」

「………手出しすんなよ」

「お前の方には手出ししねぇよ」

 にんまりと笑う五右衛門の視線は真っ直ぐに手前の心眼に注がれている。

 呆気に取られる日吉の前で、軽く秀吉と五右衛門が手を挙げた。

「そーゆー訳です、隊長」

「悪いけど先に行っててくんない? この勝負、時空改変を防げるか防げないかがポイントだってんなら、

ブラック・ボックスを手にした側のが圧倒的有利に決まってらあ」

 早々に切り札を手に入れるに越したことはないのだと。

 信長は一瞬だけ眉を顰めたが。

「―――SOSが来たってオレぁ頓着しねぇからな。てめぇらで何とかしろ! おら、行くぞサル!!」

「えっ? は、はいっっ!!」

 後ろ髪を引かれながらも急ぎふたりの両脇を駆け抜ける。放置したままのコロクンガーの制御はどうす

るんだと思ったが、彼らならきっとどうにかしてくれるだろう。

 敵の傍を走り抜ける瞬間、浴びせられた殺気にぞっとしたものの。

 すぐに追いついてきた秀吉と五右衛門の気配が敵の一撃を追い払う。走るごとに遠くなる、刀で斬り合

う音、何かがぶつかる音、争いの声。

 振り返らないままに日吉は懸命な声で叫んだ。

「ふたりともっ!! ―――待ってるからな!!」

 応、とも、わかった、とも返されなかったけれど。

 彼らの実力だけは誰よりも信じている。前方を駆ける信長の背中に必死で追い縋りながら僅かに唇を

噛み締めた。

 ブラック・ボックスが何処にあるのかを自分たちは正確には知らない。が、秀吉が「真っ直ぐ」と言ってい

たのだ。突き進めば問題ない。幸いにして壁もなく曲がり道も分かれ道もなく、障害物といえば鉄くず兵

たちだったが勢いついてる者を止められるはずもない。

「おらおらおらおらぁぁ―――っ!! どきやがれぇぇ!!」

 信長のなってるようでなってない型の一撃を食らった敵兵が哀れにも吹っ飛ぶ。突っ走るに任せて空を

舞う敵兵の破片を避けるのに必死で、はっきりいって日吉は戦っていないに等しい。

 真正面に立ち塞がる銀色の扉を開け放った。

「ここか!」

 直後。

「危ないっっ!!」

 咄嗟に信長の背中に体当たりして突き飛ばした。その僅か3ミリ先をチュン! と音をたてて銃弾が飛

び去った。床に黒々と空いた穴を見詰めて呆然としたのは刹那の合間、即座に身を扉の影に翻せば容

赦ない銃弾の嵐が襲い掛かった。

「よけたか。運のよい奴らだ」

 忌々しげな声が中から響く。

 攻撃が途切れた隙に信長と揃って室内を覗き込む。薄暗い室内の奥、簡素な階段を昇った先に天回

が陣取っていた。いつの間に、との思いもあるが―――ここは連中の基地なのだから先回りぐらい出来

て当然か。奴の背後にかけられた数多の銃を確認して「めんどくせぇな」と信長が呟いた。

 そっと彼が指差した先、天回が陣取っている階段の真下には紛うことなきブラック・ボックスが鎮座して

いて。

 あれを手に入れて先刻の部屋まで戻り―――途中で秀吉と五右衛門を回収して―――、叶うことなら

全てを壊す。いや、正しくは『壊す』のではない。天回たちとは違う方向へ、けれども自分たちの手で、歴

史を元に『戻す』のだ。信長がこちらの思惑を何処まで読んでいるかは知らないが、いずれにせよブラッ

ク・ボックスを手にしなければ話が進まない。

 見渡した感じ、ここ以外の出入り口はなさそうだ。さてどうしようかと考え込む。

「おい、サル。ちょっと耳貸せ」

「なんですか?」

 少しでも顔を覗かせれば絶え間なく銃撃が襲ってくる。銃にも限りはあるだろうが打ち止めになるには

いま少し時間がかかりそうだ。注意深く様子を伺いながら信長が告げた。

「オレが的になってる間に、お前、ブラック・ボックスをちょろまかして来い」

「は―――」

 はい、と。

 癖で答えそうになって。

 目を見開いた。咄嗟に傍らに立つ人物の裾を捕まえる。

「な、なに言ってるんです! 駄目です、駄目に決まってるでしょう!?」

「うっせぇな、仕方ねーだろうが。オレぁあの箱に触れねぇんだしよ」

 物凄く不服そうに信長が返す。確かに彼はブラック・ボックスに触れなかった。故に奪還役は日吉でな

ければならない。

 それは分かるのだ、が。

「だからって囮作戦は論外ですよっっ。銃弾は有限です! このまま待ってればいつかは―――!」

「いつかってのはいつだ? 内でも外でも戦ってんだ、ちんたらしてる暇はねぇ!」

 内で戦っている仲間を援護するためにも、外で戦っている仲間を有利にするためにも、行動は可能な

限り迅速にすべきだ。

 ―――だからって無茶をすればいいってモンじゃなくて。

「そもそも! 殿が的になったからってオレが完全安全パイってワケじゃないでしょ!? 奴が二丁拳銃

の名手だったらどーすんですかっ!! 見えない位置に伏兵がいる可能性だって!!」

「ンなとこまで考慮してられっか!」

「してください!!」

 ぱかりと頭を殴られた。

「止まってたって意味ねぇだろーが!? ………それにっ。いままで奥でふんぞり返ってただけのトサカ

頭が手ずから銃を携えてんだ。伏兵がいる線は低い」

「でも、殿!」

「行くぞ!!」

 聞く耳もたぬとばかりに信長が室内に踏み込む。こうなってしまうと文字通り止めようがない。せめて彼

を狙う予定の銃弾が少しでもこちらに向くようにと願いながら二手に分かれて室内を駆け巡る。

 信長は段階的に天回の居る階上へ、日吉は壁際を行ったり来たりしながらも少しずつブラック・ボック

スへ。頬の脇を銃弾が掠める。足は止めない。止まれば途端に蜂の巣だ。

「天回!! いーかげん観念しやがれっっ!!」

 信長が三段飛ばしで階段駆け上がり、天回に体当たりをかましたのと。

 ブラック・ボックスが安置された箱を日吉が弾き飛ばしたのはほぼ同時。

 そして。

「殿っっ!!?」

 目標を達成した日吉が天を振り仰いだ、直後。




 タ―――ン………………!!




 銃声が鳴り響いた。

 

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やっぱり話が進んだようで進んでない(汗)。

今回で宇宙人連中との戦いには決着つけたかったんですが。フツーに考えれば敵はもっと

手強いはずだよね………なんで幹部連中しかいないかなあ、この基地は。

ザコズはもとからカウント外だとしても(苦笑)。

 

次回はゴエと秀吉サイド、あとは遅れてやってきたヒナヒカのお話でしょーか。

何とか! 何とか次で例のシーンまで………!!(どこだよ)

 

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